ここで出会い
人が繋がる
インターン受け入れや農業ヘルパーの長期滞在、子育て世代の交流拠点など、人と人を繫ぐを使命に生まれたゲストハウスです
芽室町は帯広からJRで20分程のベットタウンエリアで、日高山脈のすそ野に位置し十勝の晴天と山々が織りなす壮大で美しい景色が一望できる自然景観が素晴らしい町です。また温泉もあり、肥沃な土が育む食材は有名シェフがこぞって求めにくる程、品質が良く新鮮で美味しい、ベットタウンという立ち位置に収めてしまうには勿体ないほどの魅力に溢れています。
帯広周辺エリアから見た芽室町は「若者が多く活気あふれる町」と一定の評価を得ていますが、いざズームアウトしてみると認知度は低く、まだまだ発信できていないのが現状です。芽室で遊んで帯広に帰ることも可能な距離感でありながら、遊べる町としてのブランディングもまだまだな現状。
芽室町の魅力を知ってもらうためには町外からたくさんの方に来ていただきたいのですが、圧倒的に宿が足りないという問題も抱えています。まずはこの「宿問題」を解決しようと、2024年7月、3人の有志者及川雅敦、野澤一盛、小笠原正樹が「めったやたらに芽室町の事をやる」をコンセプトに、株式会社芽多宿鱈(めったやたら)を創立。
空き家を宿に変える、芽多宿鱈流「まちなか再生」プロジェクトが始動しました。
「まちなか再生」とは芽室町長が進めるビジョンで、かつての繁栄時代の再生ではなく、幅広い年代や町内外の方々が集まってチャレンジができ、町民が誇りに思える「新しいまちの顔」づくりを目指すもの。
株式会社芽多宿鱈は芽室町役場/魅力創造課とタッグを組み、「まちなか再生」ビジョンの実現に向け民間企業として関わっています。
取締役の野澤さんは北海道の都市部や他地域に住んだ経験を持ち、芽室町へ来て感じた事があると言います。芽室町の素晴らしい所は役場が積極的に民間企業や町民と関わる姿勢を持っており、何を始めるにしても動きが軽やかな所。暮らしているだけで町に関わり、自然に町づくりに関わっている、町民も「住んだら一員」という感覚を持ってて、やりたいことがあれば皆で応援しよう!という空気感がある稀有な土地です。発信者が移住者であってもそれに変わりはなく、役場も町民も全力で応援してくれる、それが芽室町です。
まず「まちなか再生」を目的とした宿泊施設のモデルケースとして始動させたのが、ゲストハウス芽多宿鱈(めったやたら)です。2階のドミトリ部屋は1部屋で6ベットを設置、個室は2部屋あり、各部屋にはセミダブルとシングルベットを設置、最大で10人が宿泊可能な施設になっています。1階の共有スペースは、人と人をつなぐコミュニティスペースとして町民同士をつなぐだけではなく、子育て世代の親や子供たち同士をつなぐ、インターンや農業ヘルパーなどで長期滞在している若者と地域や人とつなぐ、あらゆる「繋ぐ」を具現化する場として提供しています。
また大学と連携して、学生の滞在機会を増やす活動もしています。町民と滞在者の様々な世代間コミュニケーションの場を増やし、繋がりの深いところに入り込んでもらえれば、イベントや地域コミュニティを町民目線で楽しんでいただく事ができるのではないかと思っています。芽室町で暮らすように滞在してもらいたい、長く心地良く過ごせる住まいになる事がゲストハウス芽多宿鱈の役割です。
芽多宿鱈の当面の目標は宿泊施設を増やすことですが、新しい施設を建てるよりまず、町中にある空き家や空き店舗の活用に着目しています。空き店舗は1階が店舗スペースで2階は居住スペースになっているケースがほとんどなので、2階をゲストハウスに、1階の店舗は芽室で事業を始めたい方のためにリノベーション、建物の構造を有効活用することでサステナビリティな宿泊施設の経営を目指します。
またペットと過ごせる、一家や仲間で一棟貸し、シェアハウス、特別な設備を整えた非日常なリッチ空間、働きながら滞在したい方のための短期アルバイトをセットにした宿泊プラン、サイクルツーリズムでのノウハウを生かした農業体験ができる宿泊プランの提供など、できることは無限大にあり、多種多様なご要望に合わせた宿泊施設やプランを構想しています。
「芽多宿鱈(めったやたら)」は当て字になりますが、発起人3名の「滅多矢鱈に芽室の事をやる」という決意が込もった社名です。
「芽室」のことをやたら「多く」担っていた及川代表が、今後ももっと多くを担っていく、という意思表示を込めて芽室の「芽」+「多」。
宿鱈は本来「矢鱈」と書きますが、宿泊施設だという事が一目で分かるように言葉遊びで「宿」にしています。
「鱈」には「たらふく」という言葉の語源が鱈の腹からきていると言われるように、満ち足りて幸福な状態を表す言葉で縁起が良く、魚に雪というのがいかにも北国らしいという事で縁を感じています。
更に「やたら」は「やたら拍子」や「矢鱈縞」など日本の伝統文化の呼称にも使われています。今後着手する事になるであろうインバウンド事業において、ただ訪日のお客さまを増やすという事ではなく、同時に日本文化を発信していく拠点になるという決意も込められています。
ゲストハウスの運営は一端に過ぎず、今後もさらに芽室での事業を加速化させていきます。
メタ社、めったの人、やたらのやつら、芽室のために「やたら働いてるな」と言われるようになれれば本望です。